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デイパークスの音「学」室

この音「学」室では、オーディオに関する情報や、音に関する知識を詳しく、そしてちょっとマニアックに学んで頂けます。

第1話  スピーカーのお話

音には大きく分けて3つの要素があります。
@高低 高い、低い音 音の高さ 音程を決めます。
A大小 大きい、小さいの音の大きさです。
B音色 楽器ごとの音色の要素です。
これが音を構成する3つの要素です。 高低大小については容易に理解できると思うのですが、音色については、中々解ったようで解りにくいと思う内容ではないかと思います。
この音色とは波の形の事なのですが、この形を正確に作る事がオーディオ機器にとって、極めて難しい事なのです。
何十万円するオーディオと数千円のオーディオを聞き比べても、音程が違う、大きい音小さい音の差が違う事は稀で、大きく問題と思うケースは無いのが普通です。
波の形を正確に再現すると言う事は言葉を変えると音の歪を少なくすると言う事です。
オーディオ機器の性能を語る時に重要な項目であり、高性能な機器の証としてわかり易い項目でも有ります。歪の少ない音は、生々しい音、鮮度の高い音、リアルな音等聞こえてくる音の評価に直接影響する要素です。

オーディオ機器の色々なアイテムの中で何が歪の要素を決定づけるのは、ズバリスピーカーです。
CDプレーヤーやアンプの歪は、0.05%とか1/100%台が大半です。これはカタログ等に記載されています。
しかしスピーカーの歪について書かれた標記はまず見ることは有りません。
これはスピーカー自体の歪は極めて測定しにくい事と、他のオーディオ機器に較べ、けた違いに歪が大きいからなのです。
特に低域の再現を目指す程、歪が大きくなる傾向があり、有名ウーファーユニットの歪率は30%といわれています。
又、歪が少なく生々しい音の傾向を持つコンデンサスピーカーでも凡そ5%の歪と言われています。
この桁違いの歪率が、スピーカーを変えると音色が大きく変わると言われる所以なのです。又、
スピーカーは入力(アンプからの出力)に対しリニアな特性を持っていない事が多く、ドライブするアンプが変わっても変化が大きく出やすい要素を持っています。

では、高級スピーカーの音、つまり高級な音ってどんな音なのでしょう。
スペックを見るとかえって中間的な価格のモデルの方が優れていたり、高額なものがスペック的には劣っていたりも珍しいことではありません。
しかし実際に聞いてみるとやはり高級モデルは違う音がするように思えます。
勿論モデルごとの違いもあるのですが、高級なモデルにはそれを裏付けるような自然なイメージであったり、生々しい臨場感だったり、圧倒されるような迫力等、やはり高級機と納得させられる再現性があります。
それはダイナミックレンジ(dB)です。

ダイナミックレンジ(dB)とは聴き取れる最小の音から最大の音までの音の倍率で、大きな値となる程、微妙な音の表現が可能となります。
更に時間情報までが正確に再現されるようになるとダイナミックレンジは更に高まり、3次元的な空間情報まで描き出す事が可能となります。
その数値は最新のモニター用スピーカーでもまだ90dBの表現を行なえるシステムは無いと思います。
従い標題の「高級スピーカーの音とは」の回答は、「ダイナミックレンジが大きい空間表現が感じられるシステム」と言う事になります。
一般的なスピーカーは、Hi-Fi使用を前提とした高級モデルでも60dB前後、スタジオモニター等に使われる高解像度を謳うシステムでも70dB位のダイナミックレンジです。
この数値はCDのダイナミックレンジ96dBに遠く及ばず、最新のデジタルオーディオで扱われる24bitの144dBを大きく下回る数値です。今から30年程前のコンパクトカセットテープが普及してきたころのダイナミックレンジに近い値です。
この数値からも明確なようにCD〜アンプと送られて来た信号はスピーカーシステムで100%の再現が行なわれる事は無く何割かは捨てられる情報と言う事になりますが、捨てられる情報はスピーカーによって異なり、その違いが「スピーカーを変えると音の変化が大きく感じられる」と言われる大きな要因です。

ダイナミックレンジ


以上のことより、当店の考えるスピーカーに求められる物、高級スピーカーとは・・・
【1】各楽器等が明瞭に鳴らし分けられる。
【2】定位感・・・各楽器 音源の位置関係が明快な事。
【3】音量感・・・小さな音と大きな音の比が正確に表現できる事。
【4】音楽信号だけを聴き取れる事・・・余分な音は全てノイズ
【5】必要な音域をカバーする事・・・広くフラットな周波数特性。
【6】大入力対応・・・リニアな音量変化が広くあり、耐久性が高い。
となるかと思われます。

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